SEOの営業トークの裏に隠された思惑とは

私アフロも普段の営業で活用している営業文句。
他のSEO業者もよく活用している内容が多くあります。
そのフレーズをそのまま鵜呑みするのは危険です。
SEOを魅力的に見せる脚色が目的だったり、契約後の保険をかける意味合いで伝えていたりします。
この記事では、SEOの営業が使いがちなフレーズに対し、その裏の意味を深掘りしてみたいと思います。
SEO営業が使いがちなフレーズ例
効果が出始めるまで3か月~半年くらいかかる
サイト制作やコンテンツ型のSEO対策などで多用されるフレーズです。
サイト制作は各ページの作成や構成に、コンテンツ型のSEO(簡単に言うとコラム調の記事を書いてお客様のサイトに設置するサービス)では、記事制作に時間を要します。
記事の添削などの作業を経て、実際にサイトに設置するまでの期間を少し余裕を持って伝える意味合いで、このフレーズを活用します。
これ自体は嘘ではないのですが、問題は「効果」とは何を指すのかです。
ここでいう「効果」はあくまでSEO=検索順位が上がる可能性があるだけであり、売上が上がるなんて怖くて言わないです。
かつ、検索順位すらまともに上がらないSEOサービスがほとんどです。

「もう少ししたら検索順位も上がって、売上・お問い合わせが増えます」なんていうフレーズで一旦3か月、次に半年、次に9か月…などなど延命に延命を重ねるコンボもあります。
リスティングなどの広告に比べて費用対効果がいい
理屈としては、広告は費用をかけ続けるけどSEOは一旦上がると追加課金することなくその状況が維持されるから、とかなんですが…どうなんですかね、これ。
あと、リスティング広告より自然検索の方がクリック率がいいとも言われています。実際には表示順位や検索キーワードに拠るんですけども。
広告はお金かければ上位表示できますし、検索結果がポータルサイト・モールサイトまみれでSEOでは上がりっこないけど購買につながりやすいキーワードもお金次第で押さえられます。
要は確実性があると言えばある。
SEOはダメ業者にお願いしちゃうと狙いたいキーワードで上位表示どころかロングテールキーワードですらかすりもせず、お金だけ飛びます。
イケてるSEO業者でも確実性があるとは言えない。
せめて1ページ目とかに上がらないと費用対効果もあったもんじゃないですね。
一度対策を取ると半永久的に状況は維持される
これはほぼ嘘です。確証が無さすぎます。
Googleアルゴリズムがこの10年の間にもコロコロ変わっていっています。
急にガクンと下がるサイトもよーく見ます。
半永久とかってフレーズ使う営業マンはその時点で信用しなくていいです。
ヘルプデスクもあってバックアップが充実
アフロ的にはたらい回し宣言だと思っています。
組織化されたSEO業者は営業と作業部隊が別のことがほとんどです。
なんの知識もない営業が平気で知ったかぶりしている世界です。
困ったらヘルプデスクにご連絡ください!は売った後は知りませんって言ってるようなもの。
ヘルプデスクも御用聞きやクレーム対応部隊なので、このフレーズで『コンサルっぽいサポートをしてくれる!』みたいな印象を持ってしまわないようご注意ください。
〇〇というキーワードで検索上位になれば売上につながる
飛躍してますよね、これ。
結局は身も蓋もないですが、SEO対策したサイトで提供する商品・サービスそのものの価値が一番大事です。
悪い商品はなにしたって売れないです。
良い商品・サービスを提供しているという前提で言うと、
対策を取ったキーワードはターゲットが調べている言葉か、
またそのキーワードは商品・サービスの購入を検討している際に調べるか、
そのキーワードで調べてアクセスしたページが購入を促すような作りになっているか、
そのサイト内で購入させるような導線ができているか、
などなど、SEOと売上との間には色々な要素が絡むので、検索順位が上がる=売上になるは誇大表現です。
過度な期待は厳禁!結局営業です
営業フレーズは買わせたい気持ちと後々のために保険をかけたい気持ちの混ぜこぜで活用されています。
ちゃんとした会社のちゃんとした営業マンは振り切った表現は控え、割と現実に即したレベルで提案します。
稀にいるぶっ飛んだ表現をしてくる営業マンの口車に乗せられて未来の自分が後悔しないよう、次の行動をおすすめします。
言質取って録音してやりましょう!
録音していることを伝えて、営業マンが言った内容を反復しておっしゃっていただき約束させましょう。
また、この際のワンポイントアドバイスですが、録音していることは営業マンにある程度意気揚々としゃべらせたあとに伝えてください。
そのあとに消極的になったり、前に話した内容を訂正してくるような業者には思いっきりビンタしてやってください!